2006年12月アーカイブ

美しい都政

なんか問題をすり替えてるんじゃないのかな?
いろんなマスコミやら野党やらが大喜びになってつついている石原都知事の一連の“疑惑”についての話。

彼を論破するということは相当ハードルが高いことは各社承知のはずなのに。
少なくとも「だって儲けてないもん。実費だけ」「そもそも最初に息子を選んだのは自分じゃない」という都知事の言葉が真実である限りは、潔く手を引いた方がいいと思う。特に《報道》という枠の中でやってるものについてはね。
それを、やれ「政治と家族を切り離すのが美しいんじゃないか」だの「息子さんが可哀想」だの「それにしてもホテルが豪華だ」だの、論点をずらすことで延々とつついているのが本当にみっともない。

「美しい」かどうかなんていうのは、個人の主観の問題。少なくともプロの物書きに向かって言っても無駄。
「可哀想」かどうかなんていうのは、それこそ余計なお世話。そういったリスクも踏まえて、こういう経緯になったに決まってるし。
「豪華」なホテルを用意したのは、彼の周りの人間でしょ? 別に本人や都知事が「○○万円のスイート用意しろ」って指示したわけじゃないでしょ? 周りが勝手に気を使い過ぎることを事前に考慮しておかないといけなかったわけ?

そりゃあ税金の無駄遣いは歓迎しないけど、叩く側は「叩くリスク」こそ、ちゃんと考えておかないと、どでかいしっぺ返しを喰らうと思うよ。
そんなリスクを背負ってでも叩くべき相手は山ほどいる。
っていうか、そんなリスクを背負わなくても叩ける相手だって、いくらでもいるんだから…。

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