● そもそも「Web 2.0」自体に意味はない
前々からずっと思っていたんだけど、「Web 2.0」というものがよくわからない。
いや、何を以て「2.0」としているのかは理解できるけど、その必要性がよくわからないんだよね。
「しっぽのさきっちょ」さんの記事、
「mixi が Web 2.0 企業かどうかなんて...」にあるように、
> 海外の Web 2.0 は知らないが, 日本で「ウェブ2.0」というのは「IT」と
> 同じくらい中身がない。 あるサイト/サービスがその中身のない概念に該当
> するかなんて問い自体が間違っている。 マスメディア等が言う「ミクシィは
> ウェブ2.0企業」っちうのは「近頃流行りの Web 系 IT 企業」程度の意味
> だろう。 彼等はきっとロングテールもマッシュアップも理解できていない。
と、いうことなんだろう。
「Web 2.0 を目指す」みたいなことを言っている人がいまだに多いのは、形から入りたがる日本人の悪いクセだ。
Google や amazon が「目指すものを作った結果」、それが「Web 2.0」と呼ばれているわけで、別に彼らは、Web のバージョンアップを行なったわけではなく、サービスのバージョンアップを行なっただけだ。
> 世界的には全てをオール・イン・ワンで提供するディレクトリ型サービスは
> 流行らなくなりつつあるように見える。 多分オール・イン・ワンではネット
> の流動化のペースに追いつかないからだろう。 しかし日本では例外的に
> Yahoo Japan や mixi などのディレクトリ型サービスの方が受けがいい。
> 何だかんだ言ってもあれだけのユーザを抱え, まがりなりにも上場を果たした
> mixi は侮れない。 でも何で日本では Yahoo Japan や mixi のようなサービス
> が流行るのかちゃんと説明できる人はいるのだろうか。 日本人はシャイで礼儀
> 正しく出されたものだけを文句も言わずきれいに食べる民族だから?
これについては、日本人は「標準が好き」だから、という一言に尽きるのではないかと思う。自分のサイトのアクセスログを見ると、Yahoo! Japan から辿ってきた人と Google から辿ってきた人には圧倒的な《差》がある。
(どのような《差》があるのかはここでは触れないけど。)
この「標準が好き」というのは、「標準という言葉に弱い」と言い換えてもいいかもしれない。
「運動会のかけっこに順位をつけない」「学芸会は全員主役」みたいな《平等主義的教育》と同じように、個性が際立つことを本人も周囲も嫌がる傾向とでもいうのだろうか。
「新しいもの」よりも「みんなが使っているもの」への安心感が圧倒的に強いのだ。
野望を持った人間は、持ち上げられて、その後叩かれる。
日本って、なんだか淋しい国だなぁ…。