iPhone 間もなく上陸!と噂される日本だけど、やっぱり DoCoMo から出る、という可能性は低いように感じている。
それは、iPhone の日本上陸が、既に始まっている「携帯電話ビジネスの崩壊」をさらに進めることになるからだ。
iPhone が上陸すると、パケット通信の定額プランに入る必要がなくなってくる。その金額を無線 LAN のホットスポット契約に使ったほうが、はるかに合理的だからだ。そうすると、iモードで築き上げてきた“通話以外のビジネスモデル”は簡単に崩壊する。現に、新聞社がせっせと作ってきた携帯向け有料サービスの存在価値は無くなった。Google をはじめとするコンテンツの変換機能で、新聞社が無料で公開している PC 向けのコンテンツを携帯でも読むことができるからだ。着うただって、iTunes があれば、そこから買ったほうがいいに決まっている。iPhone で聴こうが、PC で聴こうが、CD に焼こうが、その自由度は遥かに高い。
今まで携帯の有料コンテンツに払ってきたものが、iPhone の上陸で無料に、またはグッと低価格になることは間違いない。
しかも、iPhone を購入する層は最初から限られている。しかし、なんとしても欲しい!という新規ユーザーは確実に存在する。そうなると、とにかくユーザーを一人でも増やしたい、そしてそのためには手段を選ばない SoftBank が、Apple の要求を全て呑んで…というシナリオのほうが現実味があるような気がするのだ。
せっかく苦労して築き上げてきた「楽して儲ける」ビジネスモデルを捨てる勇気が、果たして今の DoCoMo にあるか。ポイントはそこにあると思う。
…というのが、僕の単なる予想。ここに書いたこと以外の根拠は殆どない。外れるかもしれないけど、「発表前夜」と言われる今のうちに、このテキストをアップしておこう。
え? 僕が iPhone を買うかって?
それは出てから初めて考えるよ。今の機種に、もう暫く束縛されなくちゃいけないから…。
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