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少し前から、【「こだわり」という言葉を使わないキャンペーン】を極めて個人的にやっているんだけど、これがまぁ、浸透しない。
もともと「こだわる」という言葉は、「些細なことにこだわる」「つまらないことにこだわる」みたいに、ネガティブな意味でのみ使うものなんだって。
それがいつの間にか「こだわりの住まい」とか「材料にこだわった料理」とか、ポジティブな意味で他用されるようになってしまったのだ。
「ら抜き言葉」とかもそうだけど、実際、「言葉は変化するものである」という部分もあるので、それほど頑固になる必要はないのかもしれない。
だけど、昨今のこの「こだわる」の多用ぶりは何なのだろう?
ありとあらゆるものに、この言葉さえつければ価値が上がると言わんばかりだ。
浅い。そして安易。
そんな訳で、引き続き【「こだわり」という言葉を使わないキャンペーン】を実施中。
そして賛同してくれる方、地道に募集中!
ちなみに写真は今や日本に数軒しかなくなった、天然氷を使った絶品!のかき氷。
日光・四代目徳二郎の味が今月いっぱい、新宿三越で食べられる。
放送作家の小山薫堂さんの言葉を借りるなら、まさに「氷のわた飴」!
(この天然氷も、地球温暖化の煽りを受けて、年々とれなくなっているのだとか…。)
言葉も味も、こういった「日本の美しい文化」には、やっぱりなくなって欲しくないなぁ…。